受賞者:坂本 遼(理工学研究科建築学専攻修士1年、松田和浩研究室)
受賞名:2021年度 日本地震工学会大会 優秀論文発表賞
受賞日: 2021年12月吉日
受賞テーマ:プレストレスで支持材を補強したオイルダンパー木質制振壁の開発研究
~ブレースにLVLを用いた制振壁の力学的挙動の把握~
戸建住宅に導入される制振壁を開発する際は、地震エネルギーをダンパーへ効率的に流すことが重要になります。そこで、ダンパーが接続される支持材全体にプレストレスを導入し、ブレース・横架材・接合部等に生じる局所的な変形を最小化することで、制振壁のエネルギー吸収性能を向上させる手法を提案しています 。本研究では、 2種類の構造実験を行うことにより、提案する制振壁の力学的挙動を詳細に把握しました。同賞は満35歳以下の研究者を対象としており、受賞者9名の内1名として見事に受賞に至りました。