多くの部材の応力、軸力、曲げモーメント等を同時に、荷重に対応してアニメーションで表示する。ただし、ここではメモリー内の部材番号を使用して、グラフの中の部材を決定する。この機能を利用するためには、解析結果の中の変位と応力データを読み込んでおかなければならない。これを実行するためには、まず、ショートカットメニューの中の[構造画面]を選択して、形状を表示する。ここで、変位データが読み込まれることになる。次に、ショートカットメニューの中の[プロパティ]を選択し、その中の項目の中で、塑性ヒンジの表示、色の軸力表示、あるいはグラフ(円)の中の非表示以外をチェックする。これで、部材の応力データが読み込まれることになる。部材番号をメモリー内に取り込むための操作法については、前節を参照されたい。
メモリーに部材が記憶されている状態で、次の機能が利用できることになる。新規ウインドウを開いた後、ショートカットメニューの[部材応力]−[部材応力(メモリー)]を選択すると「部材応力」ダイアログが表示され、取り込まれた部材数が表示される。
OKボタンを押すと、このウインドウには、各部材の塑性関数や、軸力、曲げモーメントなどが表示される。