理工学研究科建築学専攻の加藤駿一さん、飯田兼都さん、市瀬智之さんが、ヒューリック株式会社主催の「第9回ヒューリック学生アイデアコンペ」にて、最優秀賞を受賞しました。本コンペは、「新しい文化国際都市の建築」をテーマに池袋東口駅前の実際の敷地から商業施設に関わる内容について応募・審査され、132作品の中から最優秀賞に選ばれました。
今回加藤さんらが応募した作品は、高さ60mの全木造建築でCLTを筒状に用いて計画しています。プログラムは、空き家材を運搬し表現者がアートなどに変換することで、一般利用者が制作途中を見学・体験できる新たな発想の拠点施設となっています。まちの古材の循環と森林の循環を生み出すシステムに人の創作活動が組み込まれた影響範囲の広い建築です。
審査員からは、森林環境を含んだ資源リサイクルシステムが人の活動へ繋がっていく点、またそれらの仕組みがデザインとして昇華されている点が高く評価されました。