角灯と題した作品では、丹波山村のキャンプ場に佇む、大自然を独り占めする場所を計画しました。
白石光、高木柊:角灯
丹波山村の星と川を味わうための居場所を設計しました。角灯のような形は、訪れた人の、寝る/座る/見上げるといった行為を誘発し、その中で周囲の景色に焦点が当たるようなイメージから作り出しています。大中小の立方体を組み合わせた主構造と座面、農業用の寒冷紗から、簡単にセルフビルドできる形態を作りました。地元の木材や農業道具を使用し小さな空間を作ることで、この場所から周囲の自然のみならず、丹波山村へと意識が向くことを意図しています。