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次に、非線形解析の結果をチェックしましょう。非線形解析のエラーはなかなか理解できないことと、その原因を特定することの難しさがあります。この段階では、線形解は正しいとなっていることが重要です。それは、非線形に関係するデータとパラメータを中心にチェックすることができるからです。

非線形解析を実行した後、プレゼンターを用いて、最初に荷重と節点変位の関係を表示し、解析結果を分析します。その結果が思わしくない場合は、次の方法で分析します。

弾性座屈解析を行っている場合、予測に反して変位が急に大きくなっているときがあります。荷重増分から変位増分に解析パラメータを変更してみましょう。さらに、増分変位の大きさや増分させる変位を変更し、調節を行ってください。

一度で精度の良い結果が得られるとは限りません。何度も調整を試みてください。モデルが分岐問題になっていませんか。この場合は初期不整を少し入れましょう。SPACEでは、分岐問題に対する特別な配慮はされていません。従って、少しだけ初期不整を導入して屈服問題に変更する必要があります。

弾塑性解析を行っている場合、やはり、荷重と変位の関係を表す曲線が滑らかに変化しないときがあります。多分ファイバーモデルを使用しているときが多いと思います。プレゼンターを使用して、断面の応力状態をチェックしましょう。

断面全体の応力状態を調査した後、奇妙な挙動を示すファイバー要素にあたりをつけ、そのファイバーの履歴を表示し、分析します。仮定した弾塑性挙動を示していますか。何か、変な応答を示していませんか。