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4)動的解析結果が何かおかしい:

ソルバーが起動し、動的解析が終了した後、結果を分析すると何かおかしいと気づくことがあります。この場合、どのように調査すればよいでしょう。まず、同じ構造データファイルを使用して、静的解析を行ってください。解析後、3)のチェックを行って構造データが基本的に正確であることを確かめて下さい。

次に、固有値解析の結果を分析しましょう。固有周期や減衰定数は、自分の経験している範囲に収まっていますか。特に、振動モードには気を付けてチェックしてください。振動モードのウインドウを多く表示させて、アニメーションで観察してください。変な動きが見えませんか。立体解析を行う場合、スラブはどのように置換していますか、耐力壁はどのように設定していますか。自分の意図した状態になっているかどうか、振動モードでチェックして下さい。

更に、線形振動解析を実行しましょう。最初は、地震波の変わりに、SIN波を加えて解析を行い、その結果を分析すると良いでしょう。振動数や節点における振幅をチェックしましょう。特に、加速度や速度を図形としてアニメーション化することも一案です。質量の極端に小さい節点では、大きな加速度が生じる場合があります。