学部3年生の杉浦梨咲さんが、愛知県建築系17大学合同講評会にて、「優秀賞」を受賞しました。本講評会は、各大学より学部3年生以下の設計課題の最優秀作品が集められて開催されます。
<作品説明>
本課題は、リニア開業に合わせ再開発が進む名古屋の裏「駅西」に40人程度の住み方を考えながら駅西エリアのエリアリノベーションを考える課題で、「花ギルド」を提案しました。駅西エリアは都心とは思えない昔ながらの雰囲気が広がりますが、近年リニア開発により建物が壊されコミュニティは薄れつつあります。このような場所に花を加工する工房を営む職住一体となった集合住宅を提案しました。住民はジャム工房、植物染色工房、ポプリ工房など花にまつわる工房を営み、余り花の循環を作ります。加工するのは住民だけでなく、観光客や地域の人も花を自分で選び内部の通りからアクセスし好きな工房へ行き加工します。計画では工房から3世帯で共有する温室を通り住戸に帰ります。温室は1階から3階までつながっており、煙突効果を利用し空気の循環をつくります。そのため住戸や工房は本来外に開くものを温室にひらいたり、温室をリビングの延長として暮らしがはみ出す場所となります。