日本建築学会設計競技2025「『解築学』を可視化する-解体と循環の時代を切り拓け」にて、佐藤研究室の大学院生の大津留さんと甲斐さんのチームが全国優秀賞を受賞しました。最終審査会では3位の票数を獲得しています。また、佐藤研究室大学院生の白石くん、森本さん、伴くんのチームも支部入選を果たしています。
日本建築学会設計競技は、明治39年に創設された日本最古の建築系学生コンペティションです。本年は全国から292作品の応募がありました。全国の支部で69作品の支部入選が選定され、更に全国一次審査で全国公開二次審査に進む12作品が選出されています。9月10日に日本建築学会大会で開催された全国公開二次審査に進出した大津留さんと甲斐さんのチームは、模型や動画を駆使したプレゼンテーションで審査員の高い関心を引き多くの議論を呼び込み、結果として全国3位の好成績をおさめました。
以下、大津留さんたちの作品紹介コメントです。
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住民が空き家を解体できるツールの提案をしました。解体に必要な足場や重機、工具が備わっており、これ一台で解体作業が行えます。建物の一部を、解体したときに出た資材を保管する資材ストックに転換することで、地域全体で活用される場を創造しました。
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支部入選した白石くんらの作品は産業廃棄物を取り扱うもので、現代的なトピックの作品として審査員から評価を受けました。