研究室紹介
建築音響設計は室内空間の響きや伝搬特性を対象とする
室内音響設計と各種すの設備騒音や屋外で発生する自動車騒音などを遮音する
騒音防止設計の二つに大別されます。
前者はコンサートホールの設計などでは特に重要ですが、一般の教室や会議室、また店舗、事務室などの設計においても快適な音環境を実現するためには必要不可欠です。後者の騒音防止設計については、室内外で発生する空調設備騒音や給排水設備騒音に加えて、屋外から進入してくる各種の交通機関や工場などの騒音を防止するために行われます。
当研究室では、このような建築音響設計に関する基礎的な研究を中心として建築環境工学と建築環境心理学の分野に関わる下記のテーマの研究を行っています。
1.都市環境騒音の常時観測
2.音環境の心理評価実験
3.環境騒音の伝搬予測・評価手法の検討
4.音響測定におけるディジタル信号処理技術の応用
5.マルチメディアを用いた音響教育教材の作成
6.音響模型実験による音場解析
7.初等中等教育における住環境の教育内容調査
8.光環境の心理評価実験
9.色彩に関するイメージ調査
10.数値シミュレーション実験による音場解析